ハザードマップで単に災害リスクを提示しただけでは、住民に誤解を招くおそれがあることは1.で示したとおりです。そこで、ここでは、ハザードマップが提供する災害情報の形態を変えることで、住民の災害情報理解・受容の促進効果をねらったハザードマップの開発・研究を行っています。
1)動くハザードマップ
当研究室では、シミュレータによって計算された災害情報の伝達状況や住民の避難状況、そして人的被害の発生状況などをアニメーション形式でわかりやすく表現した「動くハザードマップ」を開発しています。動くハザードマップを閲覧することで、避難のタイミングや災害情報の伝達タイミングなどが、災害によって発生する人的被害に与える影響を視覚的にわかりやすく把握することができます。また、動くハザードマップは、紙媒体のハザードマップで問題となっている住民の災害イメージの固定化を回避する効果が期待できます。
●詳細については【動くハザードマップの開発】を参照
●詳細については【動くハザードマップの開発】を参照